おじぎでシェイプアップ@ル・テアトル銀座(6/6〜6/13)〜人々の思いが行き交うスポーツクラブ〜

safaia2009-06-13


先週の土曜の夜、日曜の朝そして13日の朝昼とおじぎシリーズ第二弾「おじぎでシェイプアップ」を見に行って来ました。前回のシリーズ第一弾「おじぎ30度オンステージ」はショートドラマ「おじぎ30度」の続編ストーリーでファミレスガストをテーマに作られた舞台でした。普段みんなが何気なく利用しているガストですが、あの舞台を通して色んな人生を抱えている人が集まる場所なんだなとちょっと考えさせられた内容でした。
あれから一年三ヶ月、千秋楽で滅多に泣く事のないれいなが泣いて発言した「おじぎ2をやりたい!!」が実現しおじぎメンバーやその他の俳優人にまた会えてとても嬉しいです。しかも今回はオフィシャルBLOGがあると言う事で稽古中や稽古後の事など娘。4人を含め他の共演者達との楽しい感じが凄く伝わって来て初日を迎えるまでホント楽しみでした。
今回の内容はスポーツクラブで様々な人が様々な理由で健康に気をつけながら生きて行く中、5人のインストラクターと会員の人達が一緒に楽しく、ゆっくり、頑張りすぎないよう、頑張っていくストーリーです。このストーリーにはある隠された物語が・・・。
簡単にストーリー(ほぼネタバレ)の流れと参戦した6日のゲネプロと13日の朝公演を中心に皆様にご報告したいと思います。座席の方は自枠で引いてきた今期最高の℃センター!?

  ↓↓↓今回の座席↓↓↓

  • 6日(土)夜→2列℃センター
  • 7日(日)朝→20列中央
  • 8日(月)夜→7列左
  • 13日(土)朝→3列中央
  • 13日(土)昼→23列中央

2列、3列と栞菜りの良席に思えますがとんでもない、3列目までフラットで前のやつの頭で出演者の足元が見えなかったりと不満もあったけど4列目以降からはちょっとずつ段差があるので10列前後が一番見やすかったかな。舞台のセットは3階建て(セットは2階まで)で上部にバイクとかのスポーツ器具があり、下部の1階は受付やヨガをやるスペースなどストーリーの殆どが下部の1階で行われてました。
開演15分前と5分前に娘。4人の公演替わりアナウンスが流れ注意事項等の説明が終わったあとはみんなで一緒にシェイプアッ〜プ♪



まずは、愛ちゃん扮する木下花梨えりりん扮する新人スタッフ鶴絵里香の二人が出会うシーンからスタート。花梨が中央即ち自分の目の前で準備体操している姿に「花梨(愛ちゃん)可愛い〜」とデレデレしてる所に研修生の絵里香が出勤して来ます。アルバイトで入った絵里香は花梨に社員なのか聞いてみると、「フリーターでアルバイトだよ。」と答える花梨に
「同じです。私もフリーターなんです!!」
と、花梨の手を握りながら嬉しそうに言うが事前にその事を知っていた花梨は至って冷静だった。すると絵里香は携帯を取り出し遊び始めた。花梨は先輩として絵里香に注意すると
「この携帯ここが回るんですよ!!」
と、訳の分からない解答に会場は大爆笑!そんなやり取りが交わされてる中、上手の方からさゆみん扮する地井ルルカが出番だと思いいつものように出て来るが、まだ花梨と絵里香のやり取りが終わって無く「あっ」て顔をしながら戻って行く姿にこれまた会場は大爆笑。ルルカのあの間違えはマジなのか天然なのかは不明。
今度はちゃんと自分の出番で登場し、花梨が絵里香に間違った使い方をしてる人がいたらどうする?の問いに「注意します。可愛くですよ!!」と、前屈みしながら普通に答え違うと言われた絵里香がとった行動が
「なんでやねん!!」
と、完全にウケ狙いだろうと分かっていても笑ってしまいました。正しい教え方をルルカが披露しやっと理解した絵里香、そこへれいな扮する黒田れいなが出勤して来るなり絵里香を知らなかったので「誰?」と花梨やルルカに聞いて新人だと分かり社員なのかどうかの会話をしてる最中に
「オッス、おら悟空みたいな」
と、絵里香がいきなりかめはめ波のアクション付きでやったことにれいなが
「なんだこいつ(怒)」
と、前回と同様険しい顔で言うあの表情はマジぽくてちょっと怖かった。その後も絵里香のくだらないギャグとかにキレるれいなのやり取りが行われてる所にトッキー(土岐田麗子)扮する望月深華が出勤して来て絵里香に「分からない事があればなんでも聞いて。」とさすが社員の深華。
かっこいい深華に嫉妬する花梨は深華に「花梨もかっこいいよ」と褒められるが単純な花梨は直ぐ調子に乗り、長椅子に座ろうとして扱けるシーンはマジぽかったけど可愛いくて胸キュンしちゃいました。そして全員で「今日も頑張りましょう!!」とみんなの気持ちを一つにした所でこの舞台の挿入歌「おじぎでシェイプアップ」が流れ始めました。
5人が縦一列に並び「チャチャ、チャチャチャ、チャチャチャチャ、Let's Go」手拍子した後に拳を挙げるユニークな始まり方で13日に行った時には客席も手拍子してましたがいつからやるようになったんだ?今回は明るめでノリの良い曲で振りもヨガのポーズとちょっと似た感じだったりスクワットをしたりとまさにタイトル通り。
メタボな未練も(シェイプアップ!シェイプアップ!)
美ボディー美ソウル(シェイプアップ!シェイプアップ!)
輝く未来 ここからステップアップ!ステップアップ!
ホントテンポが良く5人の可愛いらしいシェイプアップな振りにもう見惚れていました。



【黒田れいなVS秋川さん】
シーンは変わり下手にはインストラクターと会員の人達、舞台上部ではスポーツ器具で運動する常連の人など色んな人がいるスポーツクラブに名取幸政扮さんする秋川正宗とれいなが2階のスポーツ器具の所で些細なことから喧嘩を始める。原因はれいなが秋川さんを年寄り扱いした事から始まり2人の喧嘩を止めようとする花梨は、スポーツ器具の間をすり抜け喧嘩を止めるはずが、ゲネの時はスポーツ器具に素で激突し会場は爆笑でしたが激突した本人はマジで痛そうな顔をしてた。
花梨が仲裁に入ったことで2人の喧嘩は何とか納まったが喧嘩中に秋川が言った「力道山からサインを貰った事がある。」には思わず吹き出してしまった。てか、あの喧嘩中にサインを貰ったって言うことなのか、まぁ〜笑えて面白かったけどね。
一段落終えるとヒルタ街さん扮する今熊真千子と娘の竹内朱莉ハロプロエッグ)扮する今熊優菜、宮本佳林ハロプロエッグ)扮する新川凛の3人がスポーツクラブ訪れ、優菜と凛のませた会話を密かに盗み聞きするルルカに
「デリカシーって言葉知ってる〜?」
と、小さい子に突っ込まれ更にトドメの
「子供目線だね。」
と、完全になめられマジ凹みするルルカ。あの凹み具合は会場の笑いを誘ってました。
凹んでるルルカを他所に今度は真千子と平田敦子さん扮する清水くみ子がトイレの洗面台の使い方の事で言い争いになり深華や花梨スタッフ全員で止めに入り2人の喧嘩も何とか納まった。
すると花梨の憧れの人、相葉健次さん扮する福島大介がやって来た。おじぎ30度の時からこの設定は変わらず前回同様花梨は仕事そっちのけで福島大介が気になり緊張しながらも近づいて行く姿が怪しい過ぎてつい吹き出し笑いとかしちゃいました。福島大介に声をかけられた花梨は「えへへ」と不気味な笑い声を出したりとホント不審者言っても良いぐらいめっちゃ怪しかったけど、何とか会話ができファンであることを伝えみんなの元へ戻る花梨。
の、はずが急に意気込み再度話そうとするが続かず仕舞い
「あの〜〜!!」
と、前回のオンステージの時と同じく会場全体を大爆笑させた。高い声でのあのセリフは花梨の一つの見せ場であり、個人的に笑い所だと思いました。演出家の太田さんが仕込んだのかそれとも花梨本人が前回に続き取り入れたのかは謎のまま・・・。けど、またあのフレーズが聞けて正直嬉しかった。



【スポーツクラブで働く理由】
今度は閉館したジムでのシーンなので2階部分は暗い状態で1階部分だけに光照らされる形に。ここからポロシャツ+ハーフパンツ衣装から私服衣装に衣装チェンジ。勤務時のポロシャツ+ハーフパンツとは違いみんなセクシー系の衣装で絵里香・ルルカ・れいな・深華の4人はミニスカで、花梨は胸の開いたかぼちゃぽい衣装に小さめの上着を羽織る、目のやり場に困る衣装に興奮しぱなっしでした。
新人の絵里香の歓迎会をやる為にどこにするとみんなで相談していると花梨の口から
「絵里香ちゃん、何でここで働こうと思ったの?」
の一言がちょっとした切ないドラマのきっかけとなった。絵里香は高尾山のよく当たる占い師にスポーツクラブで働くと良い言われたから、れいなは好きな人に太ったと言われ見返す為、ルルカは自転車で交通事故にあった時リハビリの女性トレーナーがかっこよくてその影響でとみんなそれぞれの思い語る中、花梨だけは話そうとしない。
何やら深刻な理由があるみたいで問いただす絵里香に深華は聞くのを止めようと言いだしルルカ・れいな・絵里香の3人は歓迎会の場所へ移動した。花梨が心配になり「大丈夫?」と聞く深華に「大丈夫」と答える花梨だが彼女が働くホントの理由とは・・・。めっちゃ気になる!?



【花梨の必死の説得】
再び会員の人達が集うシーンに戻ります。相変わらずの光景に一人のおデブさんがスポーツクラブにやって来た。そのおデブさんとは植木まなぶさん扮する今熊努。この努がのちに感動溢れるシーンの立役者となる存在なのです。
妻の真千子に言われ嫌々スポーツクラブに来た努、そこにいつも運動せず食べてばかりの清水に声をかけられ愛用のお菓子を何故か隠してと上着を脱がされる。上半身裸と明らかに怪しい格好に絵里香は声をかけ隠してる物を何かと聞くと努はお菓子を守ろうとその場から逃げだしルルカや他の会員の生徒たちにキャーキャー言われながらも必死に逃げるのだが、他の会員の人達に捕らわれ警察に通報されそうになる。
すると、仕事を終えた花梨が「どうしたんですか、今熊さん?」と声をかけた相手こそ真千子が花梨に運動するようお願いしていた努だとその時知ったルルカやれいな、絵里香の3人がその場で理解した所で嵐のような珍騒動はこれにて終了。
大騒動になり漸く花梨と一緒にストレッチをやり始める努に妻の真千子が「心配だから見てていいですか?」と花梨に聞くのだが、その心配は体の事ではなくまた逃げ出さないかの心配であった。その言葉に怒りを感じた努は普段は働いてるんだから休日ぐらいゆっくり休ませろと主張するが他の会員の人やスタッフ達がいる中で大声をあげた為、清水に「恥ずかしくない?」と突っ込まれるがそれでも自分の言葉を一切曲げようとしない。
そんな中、努の言ってる事が何となく理解できる花梨は、昔自分の父親も努と一緒で会社が休みの日は家でゴロゴロしながらお酒を飲んでいて当時高校生だった花梨はそんな父親の姿が大っ嫌いで会話もしたくないほど嫌いだった。けど、一度だけ2人きりで会話する機会がありその時初めて親の大切さを感じたと自分の体験談を努に話す。
娘の優菜に「いや、お父さんが居なくなる嫌だ。」とその言葉を誰よりも理解できる花梨がその場に泣き崩れるシーンは涙なしで見られない感動温まるシーンでした。



【一人前のインストラクター】
ストーリーはいよいよクライマックスへ。花梨を除く4人が福島大介の舞台を見に行こうと話し合うシーンから始まります。何時に集合とか何処で待ち合わせなど4人で話し合ってる時に自分は誘われてないと花梨がみんなに言うが4人は以前の出来事から気を使い誘わなかった。清水から福島大介と村上東奈扮する村松奈々の2人が分かれた事をみんなに教え
「そろそろ時間だわ!!」
と、時計を見ながら土井たか子のマネをする花梨にもう笑わずにはいられなかった。研修生から一人前のインストラクターとなった絵里香はその証として社員の深華からルルカ達と同じネーム札を貰う時
「あざ〜す!!」
て、前回花梨がお爺さんに言ったのをそのままパクったとしか思えない。何はともあれ5人全員が一人前のインストラクターとなりこれから一緒にやって行く4人に挨拶しベテランの花梨に色々と教えて下さいねと言うと花梨が絵里香の肩に手を置き
「だめ〜♪」
と、可愛く言い返す花梨にもうノックアウト!!最後は愛ちゃんが
「ゆっくり、焦らず、頑張りすぎないよう、頑張りましょう!?」
とこの劇の名ゼリフ語りハッピーエンド。



【アフタートーク
劇としては初のアフタートーク。去年宝塚とコラボしたシンデレラtheミュージカルでもありましたが、まぁ〜微妙でした。トータル5回ありましたが自分は7日の主役の5人(娘。4人+トッキー)、8日の主役5人+名取さん・島本さん・村上さん(携帯小説家でゆり役を演じた人)、13日朝の主役5人+散歩道楽の4人の回に参加しました。
初回の主役のみの時に「今後共演者の人にも来てもらおう」と演出家の太田さんの一言から8名前後で行われたが娘。メンもそうだけど共演者もグダグダなトークで殆ど舞台の感想や稽古の時の事ばかりで正直やらない方が良かったかなと半分思いました。




以上、ストーリーの方はこんな感じでした。花梨とかルルカとか色んな役名が出てきても分からないと思いますが、ショートドラマ「おじぎ30度」からの役名を変えずにウェイトレス以外の職業で働いていたら・・・という発想から作られたのがこの「おじぎでシェイプアップ」なんです。
あんな可愛いらしいインストラクターがいるスポーツクラブなら頑張って毎日通っちゃいます!!
書いた当日の千秋楽の模様は近々ご報告出来ればいいなと思います。
いつもながら分かりにくいレポですいません m ( _  _ ) m