卒業と加入の定義

8月8日、今年の夏ハローがこの日幕を閉じました。

今回は、一部分のみファンの投票によって公演毎に曲が変わるというこれまでにないライブに参戦された方は楽しめたようでなによりです。

モーニング娘。スマイレージBerryz工房真野恵里菜などそれぞれのユニットの楽曲投票1位に選ばれたのも定番物で、1公演も参戦出来なかった自分としては悔しい限りです。

個人的に渋谷場所の「いきまっしょい」「恋ING」が聞けなかったのが、一番心残りです。

さて、話は変わり最終日の中野サンプラザ昼公演でつんくがステージ上でモーニング娘。卒業メンバーを告げました。

既にニュースやメンバーのブログに書かれてる通り、

第6期メンバー・亀井絵里
第8期メンバー・ジュンジュン・リンリン

この3名が、9月18日から開催されるモーニング娘。コンサートツアー2010秋〜ライバル サバイバル〜の最終公演でモーニング娘。ならびにHello Projectを卒業をします。

http://www.helloproject.com/news/1008081700_musume2.html

また、モーニング娘。から卒業メンバーが出るとは・・・何か複雑な気持ち・・・です。
昨年、愛ちゃん・れいなに続く次期エースと呼び声が高かった久住小春が卒業してから、冬ハロを皮切りに8人で新たなスタートを切り、春ツアー、舞台、フランスとこの8ヵ月、小春の抜けた穴を感じさせないクオリティの高さをうちら娘。ファンに魅せてくれてた8人のモーニング娘。に何故また卒業者が出るのか?

それは昔からの伝統ともいえる卒業と加入の定義にその答えはあります。

その始まりともいえる2000年に石黒彩さんが卒業したのをきっかけに「新メンバー加入→メンバー卒業」のローテーションが繰り返され、2007年6月に愛ちゃんがリーダーに就任してからはそれもなくなりました。

当時、9人体制でジュンジュン・リンリンがモーニング娘。第8期メンバーの留学生として加入したばかりに加え愛ちゃんもリーダーになりたてで3人にとっては、慣れるまで相当な苦労があったりもしたが仲間という共に苦労を分かち合える先輩や後輩が居たから3人も頑張れたんでしょうね。

以降、9人でライブ・イベント・海外でのライブと活動の場を世界へと広め世界も認め国際的アイドルグループへと進化を遂げ、39枚目のシングル「しょうがない 夢追い人」では「歩いてる」以来のオリコン1位を獲得するなど進化し続ける9人のモーニング娘。に「このままずっと9人でいて欲しい」とファンもメンバーもみんなが思っていた矢先、起きた悲しい出来事。

それが、久住小春の卒業!!

あの日、ツアー初日の昼公演のアンコール後に愛ちゃんの口から小春の発表が告げられたあの時は会場にいた全員が耳を疑い、嘘だと信じたかったが小春本人の口から出る言葉に会場は信じるしかなかった。

理由としてモデルや色んな事にチャレンジしてみたいと言ってたが実際は事務所の一方的な言い訳でしかない。それを確信させる卒業後の一通の日記メールに

「今後の事は・・・実はまだ詳しくきまってません」

と、書かれたのを見た瞬間、事務所の都合理由で卒業させたと自分は思いました。何故ならやりたい事を決まってればそれに向けて動き出せるが、決まってなく探り探り状態だから本人の意思で卒業したんじゃないと確信に迫れる訳です。

ツアー初日で卒業発表したあとの小春の様子も「もっとこのメンバーと一緒に歌い続けたい」て表情をしていました。

けど、小春が会場のみんなに「この秋ツアーを楽しんでハイテンションに頑張って行きたい!!」と胸は張って言った時、会場にいた全員が最終公演までハイテンションで応援しようと思い、その後の1公演終えることに小春の卒業も近づきカウントダウンするのも嫌なるが進む時間を戻すことはできず、12月6日の運命の日に小春は卒業していった。

メンバー変動がなかった2年6ヵ月という月日は、娘。メンバーと娘。ファンにとってお互いの絆を深めた大切な時間であると共にモーニング娘。の歴史に残る「伝説のプラチナ9人」といえるほどみんなの心に9人のモーニング娘。が焼きついているはずです。

ヲタモダチも口を揃えて「あの9人は最高のモーニング娘。だ!!」と言っていたし、見ず知らずのヲタの人達も同じような事を言ってくれてて、自分もそう思っていたからホントあの9人でいて欲しかったと未だに思っています。

そして、今回の亀井絵里・ジュンジュン・リンリンの3人の卒業は娘。ファンだけでなくメンバーにとっても相当なダメージともいえます。

特にガキさんは、ガキカメコンビと言うほど仲良しで同い年で一緒にラジオをやってる仲なだけにパートナーを失う気持ちは誰よりも切なく、カメがボケて、ガキさんがツッコム、今の娘。内でもこれほどバランスの取れたコンビはあとにも先にもこの2人だけ。

卒業発表の時も泣いていたし、8日のブログも2回の更新とその少なさがガキさんの悲しい気持ちを物語っています。

http://blog.oricon.co.jp/niigakirisa/daily/201008/08

信じたくないが3人のそれぞれの道の為に応援しなきゃと受け入れたガキさんのその気持ちに本気で泣けました。

カメさんと深い関係といえばやはり同期である道重さゆみ田中れいなの2人。

オーデョションからずっと苦労を共にしどんな時もお互いを励ましあってきた同期の子が居なくなるのは、他のメンバーより遥かに悲しいことです。

メンバー内でも一番の仲良しと豪語してるさゆみんもそのショックを隠しきれない様子でした。

http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/481579680
http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/481623704

卒業の話しを聞いたときはみなさんと同じでビックリしたし、ショックや、寂しい悲しいしかこなかったです。

さゆみんがこんなにもショックを受けるのは、ガキさんのように「さゆえり」と密かに勝手に新ユニットを作るほどふざけ合えるほど仲が良かったのが一つ。

ブログの写真、移動の座席がいつも隣がカメさんだったこと、どんなことも話せる親友、などカメさんと一緒にいることがさゆみんにとって一番落ち着くんでしょうね。

ライブ後のブログにも、

えりとはいつだって隣同士だったから。
自然といつだって隣だった。
こんなさゆみなんかに隣にいさせてくれた。

と、この3行の文章でもさゆみんとカメさんの仲良さが凄く伝わってきます。

それともう一人、れいなも驚きを隠せない様子でした。

http://ameblo.jp/tanakareina-blog/day3-20100808.html#main

カメさんが卒業することなんて強気のれいなでも考えたことがなかったようで「ビビった」とれいならしくない一面を見せたが「最後まで6期最強伝説を作っていきたいと思ってます」と、最後にれいならしいさが見れてホッと一安心しました。

さゆみんガキさん、れいなだけでなく純純や琳琳も自分のブログで卒業のことを綴ってました。

http://blog.sina.com.cn/s/blog_6713d81a0100kd50.html
(純純)

http://blog.sina.com.cn/s/blog_6713f0d40100kyk9.html
(琳琳)

やっぱり卒業をするのは淋しいが、留学生って立場ながらいつかは卒業はするだろうと思っていみたいです。

愛ちゃんたちとは活動した年数も浅く中国からの留学生で言葉の壁もあったりで言葉が通じなかったりもしたけど、「同じモーニング娘。のメンバーとして頑張って行こう」という一つの目標があったからこそ純純や琳琳は一所懸命日本語を学んで努力したんだと思います。

努力の甲斐があり純純の日本語も良い感じに成長したが、まだカタゴトな感じで完璧とは言えないが全く日本語を話せなかった時期から比べれば素晴らしい上達です。

逆に琳琳は、ペラペラに日本語話せるからこれはこれで凄い!!


3人の卒業と同時につんくの口から告げられた第9期メンバーオーデション。

これも冒頭付近に書いた通り卒業と加入の定義から避けては通れない道なんでしょうね。

現メンバーも全員加入したメンバーで、中には同期の卒業を見送り、後輩の卒業を見送りとメンバーが減れば新しいメンバーを入れるこの法則も仕方がないといえばそれまでです。けど、長く続いてきた卒業と加入の定義を考えれば、それが本当のモーニング娘。なんだなと改めて思いました。

正直、今の愛ちゃんリーダーのモーニング娘。がとても大好きで新メンバーなんか入れて欲しくないのが本音です。

既に動き出したことに文句も何も言いませんが、ただ新しく入るメンバーには心の底からモーニング娘。を好きで亀さんや純純や琳琳の意志を継いでくれるそんな子が加入し欲しいなと思っています。

意志と言って3人のような面白キャラのことなんですけどね(笑)

今からオーデションを行なうってことは9期メンバーは来春ぐらいから正式に活動し始めるのかな。

それまでは結成当初と同じ5人で活動していくのか・・・。

長々と書いてきましたが敢えて亀さん、純純、琳琳のことをあまり書かなかったのは、まだまだ3人に会える機会があるからです。

残りの4ヵ月、自分が彼女たちに何が出来るか、それを見つけ出来る限りのお礼をしようと思います。